
転職活動をしたいのに、面接の時間が取れない。



職務経歴書を書かなきゃと思っても、疲れて手が動かない。



不採用が続くと、自分を否定された気がする。
転職活動でメンタルがやられるのは、甘えではありません。
仕事をしながら求人を探し、書類を作り、面接を受け、結果を待つだけでも負担は大きいです。
つらいときは、応募数を減らすだけでなく、一旦休む選び方もあります。
眠れない、食べられないなど生活への影響が強い・続くときは、転職活動の工夫だけで抱えず、医療機関や専門の相談先に話してみましょう。



ぼくもブラック企業で働きながら転職活動をしていたころ、面接の時間を取るだけで大変でした。
帰ってきた時点でほぼ電池切れ。
職務経歴書を開いても、文字を直す気力が出ない。
明日も朝から仕事があると、夜に面接対策まで進めるのはしんどいですよね。
求人や書類に向き合う気力が出ない日もありました。
この記事では、転職活動でメンタルがやられる原因、休んだほうがいいサイン、在職中にしんどいときの立て直し方を実体験ベースで整理します。
読み終わるころには、今のしんどさを責めずに、転職活動の進め方を少し軽くする考え方がわかるはずです。
転職活動でメンタルがやられるのは甘えじゃない


転職活動でしんどくなったことだけで、自分を弱いと決めなくて大丈夫です。
不採用の受け止め方と、仕事・お金・将来への不安を分けて、今の進め方を見直していきましょう。
この章では、転職活動で落ち込む自分を責めなくていい理由を整理します。
不採用はあなたの人格否定ではない
不採用になると、自分自身を否定されたように感じますよね。
でも、転職活動の不採用は、あなたの人格を否定するものではありません。
会社には、会社側の事情もあります。
- 求めている経験
- 募集職種に必要な経験や役割
- 働ける時間
- 社内の人との相性



ぼくも転職活動中に、何社か不採用になりました。
最初は少し落ち込みましたが、続けるうちに「全部の会社に内定をもらえるわけではない」と少しずつ受け止められるようになりました。
そもそも、不採用の理由は基本的に分かりません。
不採用の理由がわからないのに、自分を責めすぎなくていいんです。
落ちた会社の数で、自分の価値は決まらない。
不採用を受けたら、まずは落ち込んでも大丈夫です。
少し落ち着いたら、次のように分けて考えてみてください。
- 書類を直すのか
- 面接の受け答えを見直すのか
- 応募先を変えるのか
落ちた理由を全部自分のせいにせず、次に直せるところだけ見ていけば大丈夫です。
転職活動は仕事・お金・将来不安が同時に重なる
転職活動がしんどい理由は、やることが多いだけではありません。
いろんな不安が、同じタイミングで重なるからです。
たとえば、転職活動中はこんなことを同時に考えます。
- 今の仕事を続けるのがしんどい
- 転職先が本当に決まるのか不安
- 家族や生活費のことが気になる
- 職務経歴書や面接準備に時間を取られる
- 現職にバレないよう気を使う
- 内定が出ても、本当にその会社で大丈夫か不安が残る
在職中の転職活動では、仕事以外の時間に求人を探すことが多いでしょう。
在職中は、仕事以外の時間に次のような作業を進めることになります。
- 求人を探す
- 職務経歴書を書く
- 面接日程を調整する
- 現職にバレないよう気を使う
退職後なら時間はできる一方で、収入が止まる不安が出てきます。
どちらにも、違う負担があるんですよね。
だから「転職活動くらいで疲れるなんて」と考えなくて大丈夫です。
転職活動は、仕事やお金、家族との生活に関わる大きな判断なんですよね。
しんどくなるのは、弱いからではありません。
生活を変える大きな行動をしているから、しんどくなるのは自然です。
しんどいと感じた時点で、進め方を変えていい
転職活動は、気合いだけで続けるものではありません。
しんどいと感じた時点で、進め方を変えていいです。
無理なペースで続けると、応募先を冷静に選べなくなったり、面接でも焦りが出やすくなったりするからです。
たとえば、次のような変え方があります。
- 応募数を減らす
- 面接を詰め込みすぎない
- 求人を見る時間を夜中から休日の午前に変える
- 職務経歴書を一気に完成させようとしない
- 書類を一人で抱えず、誰かに見てもらう
行動を小さく変えるだけでも、気持ちの負担は少し軽くなります。
転職活動は、あなたを壊すためのものではありません。
今の生活を変えるための手段です。
転職活動で心を壊してしまったら、何のために動いているのかわからなくなります。
しんどいまま走り続けても、冷静な判断はしにくいです。
転職活動でメンタルがやられる主な原因


転職活動の負担は、不採用への落ち込みだけではありません。
時間と体力の不足、お金の不安、相談しづらさ、内定後の迷いなど、何が一番しんどいのかを分けると、変えたい点を考えやすくなります。
この章では、転職活動でメンタルがやられる原因を分けて見ていきます。
不採用が続いて自信を失う
不採用が続くと、気持ちがすり減ることもありますよね。
応募の結果だけでなく、「また落ちるかもしれない」という不安も重なるものです。
一つひとつの不採用は別の会社の結果でも、続くと自分の価値まで下がったように感じてしまいます。
たとえば、こんなことが続くと落ち込みやすいです。
- 書類を出しても返事がない
- 書類選考で何社も落ちる
- 面接まで行っても不採用になる
- 第一希望の会社から不採用が来る
- 次の面接も落ちる気がしてしまう
不採用の通知が続くと、「自分はどこにも必要とされていないのかな」と感じる人もいると思います。
ただ、不採用が続いたからといって、あなた自身が否定されたわけではありません。
不採用には、自分ではわからない理由もあります。
- 求人の条件と合わなかった
- ほかの応募者の経験が近かった
- 会社側の採用枠が少なかった
- タイミングが合わなかった
- 面接官との相性が合わなかった
理由がわからないまま考え続けると、どんどん自分を責めてしまいます。



ぼくも不採用の連絡があったときは、少し落ち込みました。
でも、落ちた会社のことを何日も抱え込んでも、次の面接が楽になるわけではありませんでした。
落ち込んでもいい。
でも、自分を否定しなくていい。
少し落ち着いたら、書類や面接で直せるところだけ見れば大丈夫です。
終わりが見えず、毎日転職のことを考えてしまう
転職活動は、終わりが見えにくいです。
資格試験のように試験日が決まっているわけではありません。
いつ内定が出るかも、どの会社が合うかも、最初からはわからないですよね。
だから、気づけば毎日転職のことを考えてしまいます。
たとえば、転職活動中はこんなふうに頭が休まりにくくなります。
- 朝は出勤前に求人を見る
- 昼休みにメールを確認する
- 夜は疲れた状態で職務経歴書を開く
求人チェックや応募準備が毎日続くと、頭が休まりません。
転職活動が長引くほど、行動量よりも回復の時間が大事になります。
休む時間を削り続けて、条件を冷静に比べられなくなっていないでしょうか。
結果を待っている間は、会社から案内された連絡予定日をメモしておくと、毎回メールを確認せずに済みます。
返事が遅いことだけで、不採用や自分への低評価と決まったわけではありません。
求人を見ることも大切ですが、睡眠時間を確保する日も作りましょう。
現職との両立で休む時間がなくなる
在職中の転職活動がしんどいのは、単純に時間が足りないからです。
特にブラック企業で働いていると、仕事だけで体力を使い切ります。
帰宅後に求人を見る気力が残らない日もありますよね。



ぼくもブラック企業で働きながら転職活動をしていたころ、面接の時間を取るだけでも大変でした。
朝早く出て、夜遅く帰る。
帰ったら子どもはもう寝ている。
自分もへとへとなのに、そこから求人を見たり、職務経歴書を直したりする。



正直、求人を見ても頭に入らない日がありました。
休む時間も少なく、書類作成も後回しになりがち。
仕事でへとへとになったあとに、人生を変える判断をする。
そりゃ、しんどいですね。
在職中に転職活動をするなら、毎日完璧に進めようとしなくて大丈夫です。
家族との時間を取り戻したい。
家族との時間を取り戻したい気持ちは、わがままではありません。
面接時間を確保できず、書類作成も後回しになる
転職活動は、求人を見るだけでは進みません。
在職中の転職活動がしんどくなるのは、仕事で疲れたあとに人生を変えるための作業まで抱えることになるからです。
転職活動では、求人を見たあとにもやることがあります。
- 職務経歴書を作る
- 応募する
- 面接の日程を決める
- 面接の準備をする
ただ、現職が忙しいと、応募や面接準備の段階で止まってしまいます。
在職中は、次のような理由で転職活動が止まりやすいです。
- 面接時間を取れない
- 平日に休めない
- 有給を取りたいと言い出しにくい
- 仕事が終わるころには頭が回らない
転職活動が止まるのは、怠けているわけではありません。
毎日の仕事、残業、通勤、職場のストレスで、すでに体も頭も疲れています。
疲れた体と頭で、さらに自分の人生を変えるために動こうとしているなら、しんどく感じるのは当然です。



ぼくも、書類作成が億劫でした。
書類を作る必要はわかっている。
でも、体も頭もついてこない。
書類作成が億劫なときは、完璧を目指さなくて大丈夫です。
まずは、小さく進めてみてください。
- 今まで仕事でやってきたことを箇条書きにする
- 思い出せる仕事内容をメモする
- 数字や実績はあとから整える
- 1日で完成させようとしない
書類は、職歴・担当業務・実績などの共通部分を一つの原稿に保存しておくと、毎回ゼロから作らずに済みます。
応募先ごとに、求められる経験に近い説明や志望動機を調整しましょう。
今日は1行だけでも、止まっているわけではありません。
相談できる人が少なく、ひとりで抱え込む
転職活動は、意外と孤独になりやすいものです。
ひとりで抱え込むほど、不安は頭の中で大きくなっていきます。
周りに話しにくい悩みも多いですよね。
- 職場には言えない
- 家族にも詳しく話しにくい
- 友人に相談しても、同じ状況とは限らない



ぼくの場合、家族には転職活動をしていることは伝えていました。
しかし、細かい不安まで、全部話していたわけではありません。
ひとりで考える時間が増えると、悪い方向に考えやすくなります。



また落ちたらどうしよう。
転職先もブラックだったらどうしよう。
今の会社を辞めたら生活は大丈夫かな。
こういう不安は、頭の中だけで考えるほど大きくなります。
だからこそ、全部を話せなくても、誰かに少しだけ共有することが大切です。
身近な人に話しにくければ、相手を家族に限る必要はありません。
「転職活動をしている」と伝えるだけでも、ひとりで抱え込むより気持ちは少し軽くなります。
お金や生活への不安が強くなる
転職活動では、お金の不安も出てきます。
在職中なら収入はありますが、時間がありません。
退職後なら時間は作れますが、貯金が減っていく不安があります。
転職活動中は、次のような不安が出やすいです。
- 退職後に貯金がどれくらい減るのか
- 生活費を何か月分用意すればいいのか
- 面接の交通費やスーツ代がかかる
- 収入が止まった状態で転職活動が長引く
- 家族にどこまで相談すればいいのか
だからこそ、「今すぐ辞めるか、耐えるか」の二択だけで考えないほうがいいです。
まずは、次のことを紙に書き出してみてください。
- 生活費が何か月分あるか
- 毎月いくら必要か
- 面接時間をどう作るか
- 退職するなら何か月以内に転職したいか
- 家族にどこまで共有するか
お金や生活の不安は、考えているだけだと整理しにくいです。
紙に書き出すだけでも、今できることと後で考えることを整理しやすくなります。
内定後も本当に合う会社かがわからず不安が残る
転職活動の不安は、内定が出たら全部消えるわけではありません。
求人票や面接で聞いた内容があっても、実際に働くまで会社の働き方はわからないからです。



ぼくも内定後は、すぐに安心できたわけではありません。
求人票では良さそうに見えても、実際に働いてみないとわからない。
前の会社がかなりブラックだったからこそ、また同じような場所に行くのが怖かったんですよね。
不安はありましたが、当時より悪くなることはないだろうと信じて行動しました。
あわせて、会社の口コミも見ました。
内定後に不安が残るなら、入社前に聞けることを整理しておきましょう。
- 実際の残業時間
- 休日出勤の有無
- 有給の取りやすさ
- 入社後に担当する仕事内容
- 配属先や一緒に働く人の雰囲気
転職先が不安なままでも、入社前に不安を減らす方法はあります。
より詳しく確認したい場合は、内定後の迷いを整理する方法も参考にしてみてください。


転職活動を一度休んだほうがいい限界サイン


睡眠・食欲・生活への影響があるときは、応募を増やすより体調を優先しましょう。
ここでは相談や休息を考えるきっかけを整理しますが、項目数で病気や限界を判定するものではありません。
この章では、転職活動を一度休んだほうがいいサインを整理します。
睡眠・食欲・体調に変化が出ている
睡眠や食欲、体調に変化が出ているなら、転職活動のペースは落としたほうがいいです。
眠れない、食べられないなど、いつもと違う変化は、無理な活動を続けずに相談を考えるきっかけになります。
ただし、症状の原因や病名をこの記事だけで判断することはできません。
たとえば、次のような変化が出ているなら注意してください。
- 眠れない
- 食べられない
- 朝起きるのがつらい
- 求人を見るだけで動悸がする
- 面接前に何日も眠れない
- 仕事中も転職の不安で集中できない
転職活動は大事ですが、体を壊してまで続けるものではありません。
睡眠や食欲の変化が続く場合は、ひとりで抱え込まないほうがいいです。
働く人のメンタル不調については、厚生労働省のこころの耳に相談先がまとまっています。
電話やSNSで相談したい場合は、厚生労働省のまもろうよこころも確認してみてください。
無理して転職活動を続けるより、まず体を戻すほうが大事な時期もあります。
相談の際は、いつから何が変わったか、眠れているか、食事を取れているかをメモしておくと話しやすくなります。
転職活動より先に、まず自分の体を守ってください。
不採用のたびに自分を強く責めてしまう
不採用で落ち込むのは自然です。
でも、不採用のたびに「自分はダメだ」「どこにも必要とされていない」と強く責め続けるなら、少し距離を置いたほうがいいかもしれません。
転職活動は、相性を見る場でもあります。
あなたが会社を選ぶように、会社も条件に合う人を探しています。
採用条件と合わないことはありますが、人格の否定ではありません。
不採用の通知を受けた日は、反省会をしなくて大丈夫です。
不採用の通知を受けた日は寝る。
落ち込んだ日に、無理やり前向きになる必要はありません。
面接や求人を見るだけで涙が出そうになる
求人を見るだけでつらい。
面接予定を入れるだけで涙が出そうになる。
求人を見るだけで涙が出そうなほどつらいなら、気合いで押し切らないでください。
心が疲れているときに、無理に面接を入れても本来の自分を出しにくくなります。
受け答えにも焦りが出やすく、さらに落ち込む流れになりやすいです。
一度止まることは、逃げではありません。
回復してから動くための準備です。
たとえば、次のように転職活動から少し距離を取る方法があります。
- 求人検索を1週間止める
- 応募だけ止める
- 生活リズムを整える
- 面接を詰め込まない
まずは、転職活動から少し離れる時間を作ってみてください。
焦りで条件を投げ捨てそうになっている
焦ると、条件を投げ捨てたくなります。
どこでもいいから内定がほしい。
給料が下がってもいい。
休日が少なくても我慢する。
でも、早く内定がほしい焦りで入社を決めると、転職後にまたしんどくなる可能性があります。
転職は、今より働き方や生活をよくするための行動です。
次の会社でまた同じように疲れ切ってしまったら、つらいですよね。
焦っているときほど、譲れない条件だけは残してください。
譲れない条件は、先に決めておきましょう。
- 残業時間
- 休日
- 勤務地
- 給料
- 家族との時間
全部を満たす会社は少ないかもしれません。
全部満たせなくても、譲れないものは決めておきましょう。
焦っているときに決めた会社で、また自分がしんどくなったら意味がありません。
今の仕事や家族との時間にも影響が出ている
転職活動の不安が、今の仕事や家族との時間にまで影響しているなら注意が必要です。
転職活動は生活をよくするためのものなのに、今の生活を全部後回しにしてしまうと苦しくなりやすいからです。
たとえば、次のような状態なら注意してください。
- 仕事でミスが増える
- 家に帰っても求人ばかり見ている
- 家族と話していても、頭の中では面接結果のことを考えている
休む時間まで減ってくると、生活の中で転職活動のことばかり考えるようになります。



ぼく自身、ブラック企業で働いていたころは、子どもの寝顔しか見られない日も多くありました。
仕事で余裕がないまま転職活動まで進めるのは、しんどいですよね。
家族との時間まで後回しにして転職活動を続けると、何のために転職したいのか見えなくなることがあります。
家族との時間を取り戻すための転職なら、転職後の家族時間もちゃんと守る。
転職したい理由は、忘れないほうがいいです。
子どもの寝顔だけを見る生活を変えたいなら、転職活動中の自分の時間も守っていいです。
退職してから転職活動したほうがいいのか迷い続けている
在職中に転職活動するか、退職してから動くか。
在職中か退職後かで迷い続けると、迷う時間だけでメンタルがすり減ります。



ぼくも、会社を辞めてしまってから、ゆっくり時間を確保して転職活動するべきか悩みました。
在職中にも退職後にも、それぞれ違う負担があるんですよね。
在職中は収入がある一方で、時間と体力の負担が大きくなります。
退職後は時間を作りやすい一方で、お金の不安が出てきます。
どちらが絶対に正解とは言えません。
ぼくは結果的に在職中に内定をもらいました。
でも、在職中に内定をもらう流れが誰にとっても正解とは思っていません。
ただ、迷い続けて動けないなら、一度紙に書き出してみてください。
- 今の貯金
- 毎月の生活費
- 面接に使える時間
- 有給の残り
- 家族に伝える範囲
頭の中だけで考えるより、判断しやすくなります。
しんどいときほど、気持ちだけで決めない。
紙に書くことも、自分を守るための準備です。
転職活動でメンタルがやられたときの立て直し方7つ


しんどいときは、一旦活動を休む、量を減らす、人に頼る方法から選んで大丈夫です。
体調への影響が強い・続くときは休息と専門家への相談を優先し、余裕がある範囲で考え方や準備を見直しましょう。
この章では、転職活動でメンタルがやられたときの立て直し方を7つ紹介します。
1日だけでも転職活動を止めて休む
休みたいと感じたら、まずは求人検索や応募を止める時間を作ってみましょう。
疲れ切った状態で求人を見ても、条件を冷静に比べにくいからです。
休む日は、転職活動から少し離れましょう。
- 求人を見ない
- メールを確認しない
- 職務経歴書も開かない
1日休むのは一つの例です。
休んでもつらさが残るなら、その日数で再開する必要はありません。
転職活動中は、何もしていない時間に罪悪感が出やすいです。
休むことも、今の自分を守るための選び方。
少し余裕が戻ってから、「次は何を1つだけやるか」を考える順番で大丈夫です。
ただし、予定が決まった面接や提出期限がある場合は、必要な連絡を済ませてから通知を止めると、休んでいる間の気がかりを減らせます。
休んだ日まで、自分を責めなくていいです。
不採用の理由を自分の価値と切り離す
不採用になったときも、自分自身を否定しないでください。
不採用になった理由は、こちらには見えないことも多いです。
たとえば、次のようなケースもあります。
- 会社の求める経験とズレていた
- 面接官との相性が合わなかった
- もっと条件に近い人がいた
自分ではどうにもできない部分まで、全部抱え込まなくて大丈夫です。
もちろん、見直せる部分はあります。
たとえば、次のような点です。
- 職務経歴書が伝わりにくい
- 転職理由がぼんやりしている
- 面接で焦って話しすぎる
自分ではどうにもできない部分と、次に直せる部分を分けて考える。
分けて考えるだけでも、次の応募へ向かいやすくなります。
応募数・面接数を減らしてペースを整える
転職活動でしんどいときは、応募数を増やすより減らすほうがいい場合があります。
応募を増やすと、その分だけ準備や連絡も必要ですよね。
- 面接準備が増える
- 日程調整が増える
- 不採用通知を受ける回数も増える
結果として、心が休まりにくくなります。
応募数を増やせば早く決まるとは限りません。
むしろ、条件に合わない会社まで受けてしまい、面接で疲れ切ることもあります。
まずは、週に何社まで応募するか決めてみてください。
たとえば、活動量は次のように決めてみましょう。
- 週2社だけ応募する
- 面接は週1回までにする
- 夜は求人を見ない
ペースを決めると、転職活動のことばかり考える時間を減らせます。
応募数の上限は、ほかの人の平均より、準備と休息に使える時間で決めてみましょう。
たとえば「平日は書類を1項目だけ」「面接を入れた翌日は新しい応募をしない」など、今の生活で守れる予定にします。
その量でもつらい場合は、さらに減らしたり、一時的に休止したりしてかまいません。
転職活動とは、決めたペースを守るくらいの距離感で向き合って大丈夫です。
転職理由と譲れない条件を書き直す
メンタルがやられているときほど、転職理由を書き直してみてください。
焦っているときは、「今の会社から逃げたい」だけで転職先を選びやすくなるからです。



今の会社から逃げたい。
もちろん、今の会社から逃げたい気持ちはあっていいです。



ぼくもブラック企業で働いていたので、今の職場に残るしんどさはわかります。
離れたい気持ちを、無理に否定しなくていいと思います。
ただ、逃げたいだけで転職先を選ぶと、次の会社で何を大事にしたいのか見えにくくなります。
紙に書くなら、次の項目から始めてみましょう。
- 残業時間をどれくらいにしたいか
- 休日は何を優先したいか
- 給料は最低どれくらい必要か
- 勤務地や通勤時間はどこまで許せるか
- 家族との時間をどれくらい確保したいか
きれいな言葉にしなくて大丈夫です。
子どもと夜ご飯を食べたい。
土日に家族で出かけたい。
平日の夜に寝るだけの生活をやめたい。
生活を取り戻したい願いでいいんです。
普通の生活を取り戻したい。
普通の生活を取り戻したい思いは、立派な転職理由です。
書類・面接対策を第三者に見てもらう
書類や面接で行き詰まっているなら、第三者に見てもらうのがおすすめです。
転職活動をひとりで進めると、書類なのか面接なのか、直す場所がわからなくなります。
職務経歴書も面接も、自分では問題ないと思っていても、ほかの人から見ると伝わりにくい部分があるかもしれません。
たとえば、次のような人や場所に一度見てもらうだけでも違います。
- 転職エージェント
- ハローワーク
- 信頼できる知人
ハローワークでは、求人探しや職業相談を利用できます。近くの窓口はハローワークインターネットサービスで探してみましょう。
転職エージェントを使う場合は、合う担当者かどうかも大事です。
担当者とのやり取りで、次のように感じるなら注意してください。
- 話すたびに焦らされる
- 希望条件を無視される
- 応募を急かされる
担当者と合わない場合は、担当者を変えるか、別の相談先を使ってもいいと思います。
会社へ直接応募した選考の連絡まで任せられるとは限らないので、どこまで対応するかを先に確認しておきましょう。
相談相手とのやり取りで、さらにしんどくなる必要はありません。
求人紹介や書類・面接対策を頼む先を選ぶときは、30代向けの転職エージェント・サイトの比較も参考にできます。


家族や信頼できる人に今の状態を共有する
家族がいる人は、転職活動を完全にひとりで抱えないほうがいいです。



ぼくも家族には、転職活動をしていることだけ伝えていました。
全部を細かく話す必要はありません。
転職活動中だと伝えるだけでも、ひとりで抱える負担は少し軽くなります。
家族に伝えるなら感情だけではなく、今の状況も一緒に話すと伝わりやすいです。
- 今の会社で何がしんどいのか
- 転職活動をどれくらい進めているのか
- 退職する可能性があるのか
- お金の不安がどれくらいあるのか
- 家族に何を協力してほしいのか
不安を全部ぶつけるのではなく、一緒に考える材料を渡す。
家族に心配をかけたくない気持ちは自然です。
でも、限界になるまで黙っていると、あとからもっと心配をかけることもあります。
相談する相手と、話せる範囲は自分で決めていいと思います。
何も伝えないままだと、家族も状況がわからず心配になるでしょう。
必要なら専門の相談先につなげる
転職活動の工夫だけでは、しんどさが軽くならないこともあります。
心や体に強く出ているときは、ひとりで頑張り続けるより専門の相談先につなげたほうがいいです。
たとえば、次のような状態が続いているなら注意してください。
- 眠れない
- 食べられない
- 涙が止まらない
- 仕事や生活に支障が出ている
眠れない、食べられない、涙が止まらない状態なら、転職活動だけで抱え込まないでください。
悩みによって、合う相談先は変わります。
| 悩み | 相談先 | 費用 | 連絡方法 | 受付時間 | 全国対応 |
|---|---|---|---|---|---|
| 不調が強い・続く、生活に支障がある | かかりつけ医・心療内科・精神科など | 保険適用・診療内容等で異なる | 医療機関へ電話・Web等で受診を相談 | 予約方法・診療時間は各医療機関で確認 | 近くの医療機関を探す |
| 心の不調が強い | こころの耳 | 相談無料・匿名相談可(電話は番号通知が必要) | 電話・SNS・メール | 電話・SNSは平日17〜22時/土日10〜16時。受付終了は電話10分前・SNS30分前。祝日等を除く。メールは24時間受付 | 全国の働く人と家族などが対象 |
| どこに相談すればいいかわからない | まもろうよこころ | 掲載先による | 電話相談、SNS相談、支援情報検索サイトなどを探せる | 選ぶ窓口によって変わる | 全国の相談窓口を探せる |
| パワハラ、長時間労働、退職、賃金の悩み | 総合労働相談コーナー | 無料・予約不要 | 面談または電話 | 土日祝・年末年始は閉庁。受付時間は近くの窓口で確認 | 全国の労働局・労働基準監督署内など378か所 |
| 労働時間や残業代など、労働条件の疑問 | 労働条件相談ほっとライン | 無料のフリーダイヤル | 電話:0120-811-610 | 平日17:00〜22:00、土日祝9:00〜21:00。年末年始を除く | 全国どこからでも相談可 |
| 働くことへの不安、退職後のブランク | 地域若者サポートステーション | 無料 | 近くのサポステへ電話やWebで問い合わせ | 各窓口によって変わる | 15〜49歳の仕事をしていない方・就学中でない方など。179か所は公式掲載の令和6年度データ |
受付時間や窓口の数は変わることがあります。
実際に相談するときは、リンク先の公式ページで最新情報を確認してください。
こころの耳は相談窓口であり、病名の診断や治療方法の提示は行っていません。
診察や治療については医療機関へ、書類や面接については就職支援の窓口へ、というように悩みに合わせて使い分けましょう。
相談するのは、弱いからではありません。
電話とSNSは受付終了が相談終了より早いため、利用前に受付時刻も確認しましょう。
ひとりで抱えすぎないために、助けを借りるのも前に進む方法です。
メンタルが弱っているときにやってはいけないこと


焦っているときは、早く終わらせることだけで会社や退職時期を決めないようにしましょう。
入社判断、退職の準備、夜の過ごし方、人との比べ方を分けて、避けたい行動を知っておくと安心です。
この章では、メンタルが弱っているときに避けたい行動を整理します。
焦って合わない会社に入社を決める
早く今の会社を抜けたい気持ちが強いと、内定が出た会社にすぐ飛びつきたくなります。
でも、焦って合わない会社に入ると、転職後にまた苦しくなるかもしれません。
特に、生活に直結する部分は確認しておきたいです。
- 残業時間
- 休日
- 仕事内容
- 上司との相性
- 通勤時間
残業時間や休日などを見ないまま入社すると、転職したのに前と同じように疲れることがあります。
焦っているときほど、条件を確認してください。
今の会社から離れることは、悪いことではありません。
ただ、次の会社で何を守りたいのかは先に考えておきましょう。
せっかく転職するなら、また同じようにしんどくなる場所は選びたくないですよね。
勢いだけで現職を辞める
勢いだけで現職を辞めるのも注意が必要です。
もちろん、心や体が限界なら、まず離れることが必要な場合もあります。
ただ、何も考えずに辞めると、あとで焦りが大きくなります。
退職前に、最低限以下の内容は考えておきましょう。
- 退職後の生活費
- 転職活動に使える期間
- 家族への説明



ぼくも、会社を辞めてから落ち着いて転職活動をするべきか悩みました。
実際には在職中に内定をもらいましたが、在職中の活動はかなり大変でした。
在職中がいい、退職後がいいと一言では言えません。
大事なのは、勢いだけで決めないことです。
辞めるかどうかは、気合いではなく生活で考える。
辞めたあとの生活が回るかどうかは、落ち着いて確認しておきましょう。
内定が出た安心感だけで入社を決める
内定が出ると、ほっとします。
不採用が続いたあとなら、なおさらうれしいですよね。
でも、内定が出た安心感だけで入社を決めるのは危険です。
転職先の働き方は、実際に働いてみるまでわからない部分があります。
だからこそ、内定後に聞けることは聞いておきましょう。



ぼくは、会社の口コミも見ました。
内定後も立ち止まる意識があると、焦って入社を決めるリスクを減らせます。
うれしさと不安は、同時にあって大丈夫です。
夜中に求人検索や応募作業を続ける
求人検索のために睡眠を削り続けないようにしましょう。
疲れた状態で求人を見ると、悪い方向に考えやすくなります。
いい求人がない。
自分にできる仕事がない。



今の状態では転職できないかもしれない。
夜に考えているうちにつらさが増すなら、いったん画面を閉じてかまいません。
仕事で疲れているなら、夜中に大きな判断をしないほうがいいです。
求人検索や応募は、休日の午前や、少し頭が動く時間に回してみてください。
夜は寝る。
転職活動中ほど、夜は寝るという当たり前を守る価値があります。
大事な判断は夜中ではなく、少し休んだあとに考えるようにしましょう。
他人の転職成功談と自分を比べる
SNSやブログを見ると、転職成功談がたくさん出てきます。
短期間で内定をもらった人、年収が上がった人、ホワイト企業に入った人。
転職成功談を見ると、自分だけうまくいっていないように感じるかもしれません。
でも、成功談に書かれているのは、転職活動の一部だけです。
転職活動は、人によって条件もタイミングも違います。
比べるなら、他人ではなく昨日の自分で大丈夫です。
たとえば、転職活動は小さな行動でも積み重ねられます。
- 求人を1つ見た
- 職務経歴書を1行直した
- 家族に転職活動中だと伝えた
昨日より1ミリ動けたなら、前に進んでいます。
ひとりで全部判断しようとする
転職活動を全部ひとりで判断しようとしなくて大丈夫です。
転職活動では決めることが多く、全部ひとりで抱えると疲れるからです。
たとえば、次のような判断が続きます。
- 応募する会社
- 面接で話す内容
- 内定を受けるかどうか
- 退職のタイミング
ひとりで決める必要はありません。
相談内容によって、話しやすい相手は変わります。
- 家族
- 友人
- 転職エージェント
- ハローワーク
- 公的な相談先
転職の正解を丸投げするのではなく、頭の中を整理するために話す感覚で大丈夫です。
抱え込まないほうが、判断は冷静になります。
ひとりで耐えることと、ちゃんと考えることは別です。
転職活動を休むときは、再開を急がず回復を優先する


休む間は、求人検索や応募書類の作成を完全に止めてもかまいません。
進んでいる選考への連絡を整理したら、休む日数や再開日を無理に決めず、睡眠や食事など今の生活を優先しましょう。
この章では、転職活動を休むときの考え方を整理します。
休む期間は仮に決めても、体調に合わせて延ばしていい
休む期間は、区切りがあるほうが落ち着くなら仮に決める程度で大丈夫です。
日数を決めること自体が負担になるなら、最初から再開日を決める必要はありません。
区切りを置く場合の例は、次のとおりです。
- 3日だけ休む
- 1週間だけ求人を見ない
- 次の日曜までは応募しない
3日や1週間は予定の例であり、回復に必要な日数や再開の期限ではありません。
大事なのは、休む自分を許すこと。
疲れ切った状態で無理に応募するより、いったん止まって回復するほうが、次の判断がしやすくなります。
仮の区切りが来ても、眠れない・食べられないなどの状態が続くなら、予定より体調を優先しましょう。
主治医がいる場合は、仕事や活動をどう調整するかを相談しながら考える方法もあります。
面接や書類提出が進んでいるなら、活動を休みたいことと、今ある予定をどうしたいかを分けて連絡すると伝えやすくなります。
担当者へ送る文例です。



体調を整えるため、転職活動を一時休止したいと考えています。予定している面接の日程変更が可能か、ご確認いただけますでしょうか。
直接応募なら、応募先の採用担当者へ面接や提出期限の調整をお願いします。
変更が可能か、いつまで返事を待てるかは、応募先ごとの確認が必要です。
休止中も同じ求人や選考枠が残る保証はありません。
再開時期がまだ決められない場合は、無理に約束せず、そのことも伝えておきましょう。
休むことまで責めたら、逃げ場がなくなります。
求人応募ではなく生活リズムを整える
休む期間にやることは、求人応募ではありません。
まず生活リズムを整えてください。
疲れ切った状態で求人を見ても、条件を冷静に比べにくいからです。
転職活動を休む期間は、生活を立て直す行動を優先しましょう。
- 寝る
- 食べる
- 散歩する
- 部屋を少し片づける
- 家族とご飯を食べる
転職活動と関係なさそうに見えますが、大事なことです。
メンタルがやられているときは、寝る、食べる、休むといった当たり前のことが崩れやすくなります。
そのまま応募を増やすより、まず体を戻すほうが次の判断もしやすくなります。
求人を見ない日があっても、転職活動が終わるわけではありません。
睡眠と食事を整える時間も、次に動くための準備です。
これまでの応募結果を責めずに整理する
少し落ち着いたら、これまでの応募結果を整理してみてください。
ただし、反省会ではありません。
自分を責めるためではなく、次に進めるために見るだけです。
落ちた数だけを見ると苦しくなります。
でも、結果を分けて見ると、次に直す場所が見えやすくなります。
全部を細かく振り返る必要はありません。
まずは、次のあたりを確認してみましょう。
- 書類で落ちた会社
- 面接まで進んだ会社
- 面接で話しにくかった質問
- いいと思った会社の共通点
- 違和感があった会社の共通点
落ちた数ではなく、次に直せる場所を見る。
そのくらいの見直し方で、次の応募に向かいやすくなります。
再開前に応募条件と活動量を小さく決める
転職活動を再開するときは、いきなり全力に戻さないでください。
休んだあとに前と同じペースへ戻すと、また同じように疲れてしまうからです。
再開前に、応募数や面接数の上限を決めておきましょう。
- 週に2社だけ応募する
- 面接は週1回までにする
- 求人を見る時間を30分にする
最初から予定を詰め込みすぎなくていいです。
転職活動は、短距離走ではありません。
特に在職中なら、仕事と生活の中で続けることになります。
続けられる量にしておくことが、メンタルを守りながら転職活動を進めるコツです。
求人を見たり短い準備をしたりした後に、睡眠や食事、今の仕事への影響が増えていないかも確認してみてください。
つらさが戻るなら、予定を減らすか、再び休んでかまいません。
今のあなたに合うペースで、少しずつ戻していきましょう。
在職中に続けるか、退職してから転職活動するかを考える


在職中は収入が続く一方で時間と体力が必要になり、退職後は時間を作りやすい一方で生活費の不安が出ます。
どちらかを一律にすすめるのではなく、体調・休息・面接時間・生活費を一緒に見て考えましょう。
この章では、在職中に続けるか退職後に動くかを考える材料を整理します。
在職中は収入がある一方で、時間と体力の負担が大きい
在職中に転職活動をするメリットは、収入があることです。
生活費の不安を抑えながら、次の会社を探せます。
ただし、時間と体力の負担は大きくなります。
特にブラック企業で働いている場合、面接時間を確保するだけでも大変です。
在職中の転職活動では、次のような壁があります。
- 有給が取りにくい
- 仕事終わりに疲れ切っている
- 平日の昼に電話へ出られない



ぼくも在職中に内定をもらいましたが、楽ではありませんでした。
面接を入れたいのに、仕事の予定と重なって調整できない。
有給を取りたいのに、取れない。
帰ってから書類を触ろうとしても、眠気に負ける。
在職中の転職活動って、こういう小さい壁が毎日あります。
在職中に進めるなら、無理に毎日動かないことです。
続けるためには、活動量を小さく調整してください。
- 応募数を絞る
- 面接日程を詰め込みすぎない
- 書類作成を分割して進める
在職中に進めるのが正解で、退職後に動くのが間違いという話ではありません。
面接の時間が合わない場合は、オンライン面接や始業前・終業後の時間帯を相談できることもあります。
今の体力や生活を見ながら、続けられる形を選べば大丈夫です。
退職後は時間を作れる一方で、お金と焦りの不安が出やすい
退職後に転職活動をすると、時間は作りやすくなります。
面接日程も合わせやすく、職務経歴書を落ち着いて作れるかもしれません。
一方で、気になるのは生活費。
退職後は、次のような不安が出やすくなります。
- 貯金が減っていく
- 早く決めないといけない
- 家族に心配をかける
お金への焦りが強くなると、合わない会社でも入社を決めたくなることがあります。
だから退職後に動くなら、生活費の見通しが大事です。
退職後に動くなら、先に次のことを決めておくと安心です。
- 何か月くらい転職活動できるのか
- 最低限必要な給料はいくらか
- いつまでに決まらなければ、働き方を一時的に変えるのか
先に決めておくと、焦りに飲まれにくくなります。
時間を作るために辞めたのに、お金の焦りで変な会社を選んだら苦しいです。
雇用保険の給付は、加入歴や離職理由、働ける状態かどうかなどで扱いが変わります。
すぐに給付を受け取れる前提で生活費を決めず、退職前にハローワーク等へ自分の条件を確認しましょう。
給付の条件は、厚生労働省の雇用保険Q&Aで確認できます。
だから、退職後に動くなら準備は多めでいいと思います。
迷ったら生活費・休息・面接時間を紙に書き出す
在職中か退職後かで迷ったら、頭の中だけで考えないでください。
紙やメモに書き出すと、少し冷静に見られます。
書き出すなら、次の項目がおすすめです。
- 毎月の生活費
- 貯金で何か月暮らせるか
- 有給の残り
- 面接に使える曜日や時間
- 家族に相談できる範囲
- 今の会社であと何か月続けられそうか
気持ちだけで決めるのではなく、生活に必要な数字も一緒に見る。
しんどいときほど、数字にして見る作業が助けになります。
数字にしておくと、焦ったときの自分を守りやすくなります。
家族がいる場合は、退職前に期間とお金の見通しを共有する
家族がいる場合は、退職前に期間とお金の見通しを共有しておきましょう。
細かい不安を全部話す必要はありません。
ただ、退職後に転職活動する可能性があるなら、最低限の見通しは伝えたほうがいいです。
- どれくらいの期間を考えているのか
- 生活費はどうするのか
- 決まらなかったときにどう動くのか



ぼくは家族に、転職活動をしていることだけ伝えていました。
転職活動中だと伝えるだけでも、ひとりで抱える負担は少し軽くなります。
家族に心配をかけたくない気持ちはわかります。
でも、転職は生活に関わる話です。
一緒に暮らす人がいるなら、ひとりで全部決め込まないようにしましょう。
家族との時間を守るための転職なら、家族に少し頼っても大丈夫です。
転職活動を再開するときに見直したいポイント


再開するときは、休む前と同じやり方に戻さなくて大丈夫です。
次の職場で守りたい条件、応募先、書類・面接、相談先を一つずつ見直し、負担が戻りにくい進め方を考えましょう。
この章では、再開前に確認しておきたいポイントを整理します。
離れたい理由から、次の職場で守りたい条件を考える
今の会社から離れたい理由を、次の職場で避けたいことや守りたい条件に置き換えてみましょう。
ブラック企業で働いていると、まず抜け出したいと思うのは自然です。



ぼくも、今の環境から離れたい気持ちはありました。
ただ、転職先を選ぶときは、逃げたあとにどんな生活をしたいのかまで考えておきたいです。
たとえば転職後に守りたい生活を具体的にすると、次のようになります。
- 残業を減らしたい
- 子どもと夜ご飯を食べたい
- 有給を取りやすい会社に行きたい
- 土日に家族で出かけたい
きれいな理由でなくて大丈夫です。
家族と普通に過ごしたい、平日の夜に少し余裕を持ちたい。
そう感じているのは、十分大切な転職理由です。
給料・残業時間・休日・勤務地の優先順位を決める
転職先を選ぶときは、条件の優先順位を決めておきましょう。
全部を完璧に満たす会社は、なかなか見つかりません。
だからこそ、何を守りたいかを決めておきましょう。
条件を見るときは、何を優先したいのかを分けて考えてみてください。
- 給料を今より下げたくないのか
- 残業を減らしたいのか
- 休日を優先したいのか
- 通勤時間を短くしたいのか
譲れない条件が決まっていないと、内定が出たときに焦って判断しやすくなります。
先に優先順位を決めておけば、「早く決めたい」という焦りで、自分に合わない会社を選びにくくなります。
家族との時間や体を休める時間も、転職先を選ぶときの大事な条件です。
より詳しく確認したい場合は、休日を妥協する前の確認点も参考にしてみてください。


応募先を広げるか、職種を少しずらすか考える
不採用が続くときは、応募先の広げ方も見直してみてください。
同じ条件だけで探し続けると、選択肢が狭くなり、気持ちも行き詰まりやすいからです。
広げ方にも、いくつか選択肢があります。
- 同じ職種だけで探す
- 近い職種まで広げる
- 業界を変える
- 勤務地を広げる
条件を全部広げる必要はありません。
むしろ、全部広げると疲れます。
ひとつだけ広げてみるのがおすすめです。
たとえば、次のように一部だけ広げる方法もあります。
- 職種は変えずに業界を広げる
- 勤務地は変えずに会社規模を広げる
- 給料は守りつつ、仕事内容を少し広げる
少しずつ試すと、無理なく選択肢を増やせます。
全部変えようとしなくていい。
応募条件の見直しは、ひとつずつで大丈夫です。
面接で落ちる場合は受け答えを確認する
書類は通るのに面接で落ちる場合は、受け答えを確認してみてください。
面接での伝え方を見直す余地はありますが、不採用の原因が受け答えだけとは限りません。
面接で落ちる場合は、次のような点を確認してみてください。
- 転職理由がネガティブに聞こえすぎていないか
- 退職理由を長く話しすぎていないか
- 自分の経験が会社の仕事内容につながっているか
面接は、正直に話せばいいだけではありません。
相手に伝わる形に整えておきましょう。
ひとりで頭の中に置いていると、話がまとまりにくいです。
声に出して確認してみましょう。
頭の中では言えるのに、面接ではうまく出ない。
面接で言葉が出てこないのは、よくあることです。
少しずつ慣れていきましょう。
より詳しく確認したい場合は、面接での退職理由の答え方も参考にしてみてください。


内定後は条件だけでなく働き方の確認を増やす
内定後は、条件だけでなく働き方も見ておきましょう。
給料や休日数だけでは、実際の働きやすさは見えません。
働き方を見るときは、次のような点を聞ける範囲で整理しておきましょう。
- 残業はどれくらいあるのか
- 有給は取りやすいのか
- 入社後の仕事内容は何か
- 上司やチームとの関わり方はどうか
聞ける範囲で聞いておくと、入社後の不安を少し減らせます。
口コミを見るのもひとつの方法です。
ただし、口コミは人によって感じ方が違います。すべてを信じるのではなく、同じような不満が何度も出ていないかを見るくらいで使いましょう。
内定が出ても、転職活動はまだ終わりきっていません。
入社を決める前に材料を増やせば、焦って決めるリスクを減らせます。
不安があるからこそ、聞けることは聞いておきましょう。
エージェント・ハローワーク・相談先を使い分ける
転職活動の相談先は、ひとつだけではありません。
相談先は、悩みに合わせて使い分けましょう。
相談先によって、得意なサポートが違うからです。
転職エージェントでは、求人紹介や職務経歴書の添削、面接対策を相談できます。
地域の求人を探したい、職業相談をしたいときは、ハローワークも選択肢です。
近くの窓口は、ハローワークインターネットサービスで探せます。
転職エージェントの担当者の変更や、別の転職エージェント・ハローワークへの相談を検討してみましょう。
希望条件を無視されたり、応募を急かされたりする場合は、無理に合わせず、落ち着いて話せる相手を探して大丈夫です。
パワハラ、長時間労働、退職、賃金の悩みは、総合労働相談コーナーへ相談する方法があります。
求人探しや面接対策とは分けて、今の職場で起きている問題を相談したいときの窓口です。
相談先を増やすと、ひとりで抱え込む時間が減ります。
自分に合う相談先を、ひとつ見つけるだけでも大丈夫です。
転職活動は、ひとりで耐え続けるものではありません。
転職活動でメンタルがやられるときのよくある質問


ここでは、同じ悩みを持つ人が気になりやすいポイントをまとめます。
- 転職活動に疲れたら休んでもいいですか?
-
休んでも大丈夫です。
転職活動に疲れた状態で無理に応募や面接を続けると、判断が焦りやすくなります。
まずは求人を見ない、応募を止めるなど、活動から離れる時間を作ってみましょう。
何日で再開しなければならない、という決まりはありません。
休むことは、転職活動をあきらめることではありません。
次に動くために、自分を戻す時間です。
- 転職活動でメンタルがやられるのは甘えですか?
-
甘えではありません。
転職活動は、仕事、お金、将来、家族との生活など、いろんな不安が重なる大きな判断です。
特に在職中は、仕事の疲れを抱えながら書類作成や面接を進めることになります。
しんどいと感じるのは自然です。
しんどさを性格のせいにせず、活動量や相談先を見直してみましょう。
- 在職中と退職後、どちらで転職活動したほうがいいですか?
-
どちらが正解とは言い切れません。
在職中は収入がある一方で、時間と体力の負担が大きくなりやすいです。
退職後は時間を作りやすい一方で、お金と焦りの不安が出やすくなります。
迷ったら、生活費、貯金、面接に使える時間、有給の残り、家族に話す範囲を書き出して考えてみてください。
在職中に進めるのが正解とは限りませんし、退職後に動くのが逃げとも限りません。
- 休職中に転職活動しても大丈夫ですか?
-
まずは体調の回復を優先してください。
休職中の転職活動は、会社のルールや体調、医師の判断によって注意点が変わる場合があります。
無理に進めるより、主治医や相談先に確認しながら考えたほうが安心です。
心身の不調が強い場合は、厚生労働省のこころの耳などで相談先を確認してみてください。
転職活動より、まず体を戻すことが優先です。
- 不採用が続くときは何を見直せばいいですか?
-
まずは、不採用を自分の人格否定と考えないことが大切です。
自分を責めすぎない前提で、書類で落ちるのか、面接で落ちるのかを分けて見直してください。
書類で落ちるなら職務経歴書の見せ方、面接で落ちるなら転職理由や受け答えを確認します。
ひとりで判断しにくい場合は、ハローワークや転職エージェントに見てもらうのも一つの方法です。
不採用の理由がわからないときは、まず書類や面接で直せる部分に絞ってみましょう。
- 内定が出ても転職先が不安なときはどうすればいいですか?
-
内定後も不安が残るのは自然です。
実際の働き方は、入社するまでわからない部分があります。
残業時間、休日、有給の取りやすさ、入社後の仕事内容、職場の雰囲気など、聞ける範囲で確認しておきましょう。
会社の口コミも参考にはなりますが、すべてを信じすぎず、同じ不安が何度も出ていないかを見るくらいで使うのがおすすめです。
不安が残る理由を一つずつ分けて、入社前に確認できることを整理しましょう。
転職活動は、心を壊してまで続けなくていい
転職活動は、人生をよくするための行動です。
だからこそ、心や体を壊してまで続けなくて大丈夫です。



ぼくも働きながらの転職活動は、面接時間の確保と書類作成が大変でした。
面接の時間が取れず、書類作成も億劫に感じていました。
仕事から帰ってきた時点でへとへと。
子どもはもう寝ている。
疲れていても求人を見ないと、転職できない気がする。
でも、画面を開いても内容が頭に入らない日がありました。
会社を辞めてから落ち着いて動くべきか悩んだこともあります。
転職活動で不採用になることもあります。
内定後も、次の会社が自分に合うか気になるものですよね。
でも、転職活動で落ち込んだり、内定後に不安が残ったりしたことだけで、自分が弱いと決めなくていいと思います。
しんどいなら、休む。
応募数を減らす。
誰かに相談する。
条件を書き出す。
小さく立て直すだけで、次に取れる行動は変わります。
心を壊すために、転職活動してるわけじゃない。
家族との時間を取り戻したい。
普通にご飯を食べて、普通に寝て、普通に働きたい。
生活を取り戻すための転職でいいんです。
まずは今日、求人を見る時間を減らして、少し寝るところからでも大丈夫です。














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