ブラック企業で働きながら転職するには?時間がない人向けの進め方

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ブラック企業で働きながら転職する時間がない人向けの進め方。

転職したいのに、求人を見る時間すらない。

仕事が終わるころには、何も考えられない。

平日の面接へ行くために、どうやって会社を抜けたらいいんやろ…。

ブラック企業で転職する時間がないと、動けない自分を責めてしまうかもしれません。

しかし、長時間労働で時間、体力、判断力を使い切っている状態なら、動けないのは意志の弱さではありません

ぼくも残業が月45〜80時間ある会社で働きながら、初めての転職活動を進めました。

一番苦労したのは、平日の面接時間を作ることでした。

時間がない日は、求人を一件保存し、残業や休日など一つの条件だけ確認します。

応募先を決める前に条件を集めておけば、休日に求人を比べるとき一から探し直さずに済みます。

この記事では、在職中・休む・退職後の選び方から、時間の使い分け、面接日程の作り方まで順番に見ていきましょう。

目次

ブラック企業で転職する時間がないのは意志が弱いからではない

転職する時間がない原因を時間・体力・判断力に分け、それぞれに合う進め方を選ぶ図解。

ブラック企業で転職する時間がないときは、空き時間だけを探しても進まない場合がありますよね。

対処は、作業を任せる、先に休む、求人条件を絞るの3つです。

この章では、転職活動が止まる理由と、理由に合った進め方を整理します。

応募まで進めない日は求人の条件だけ確認する

応募まで進めない日は、求人の残業や休日など一つの条件だけ確認します

応募先を決めるときに比べたい条件は、次の5つです。

  • 仕事内容
  • 給料
  • 残業時間
  • 休日
  • 勤務地

短い時間ですべての条件を比べ、応募するかまで決めるのは難しいですよね。

時間が取れない日は、応募まで進めようとせず、気になる求人の条件を一つ確認します。

今の会社より残業が少ないか、土日に休めるか、通勤時間が短くなるかを見る形です。

ぼくも、転職サイトを開いても何から始めればいいのか分からない状態でした。

会社を出た後も頭が仕事から切り替わらず、履歴書を書く気力まで残らない日もあるでしょう。

求人条件を比べる集中力が残っていない日は、求人名と気になった条件だけ保存して、応募するかは休日などに判断します。

求人を探す時間と応募を決める時間を分ければ、疲れている夜に応募先まで決めずに済みます。

時間がない状態は、時間・体力・判断力の不足に分ける

転職活動が止まる原因は、空き時間の不足だけではありません

転職活動が止まる理由と対処を、次の表で確認しましょう。

スクロールできます
足りないもの仕事や休日の状態転職活動で取る対処
時間残業、休日出勤、通勤で予定を入れられない求人探しや日程調整を人へ任せる
体力帰宅後や休日は休むだけで終わる応募を増やす前に休む
判断力求人条件や会社情報を比べられない給料、残業、休日、勤務地など比べる項目を決める

足りないものによって、転職活動で先に行うことは変わります。

ぼくは長時間労働を続けながら、転職活動の段取りまで一人で抱えようとしていました。

転職活動が止まった理由を分けないと、作業を任せるのか、先に休むのかを決められません。

平日に予定を入れる時間がないのか、休日も寝て終わるのか、求人を読んでも決められないのかを確認してみましょう。

ブラック企業かどうかの説明より、今の生活で失っているものを見る

転職を考えるときは、会社がブラック企業に当てはまるかより、今の生活で何が削られているかを見ます

厚生労働省は、ブラック企業という言葉を定義していません

一般的な特徴として、長時間労働、賃金不払残業、パワハラなどが挙げられています。

会社の問題は、ブラック企業という言葉ではなく、次の事実で確認しましょう。

  • 実際の残業時間と残業代
  • 休憩や休日を取れているか
  • 上司から受けた言動
  • 睡眠、食事、体調の変化
  • 家族と過ごせる時間

法律違反かどうかだけで、今の会社に残るかを決める必要はありません

睡眠や食事が崩れ、休日も休むだけで終わっているなら、今の働き方を見直す理由になります。

帰宅が遅くて家族と夕食を取れないなら、転職活動では月平均の残業時間、終業時刻、勤務地を確認しましょう。

通勤時間も含めて、家族と夕食を取れる時間に帰宅できるかを比べてみましょう。

ブラック企業から転職する前に在職中・休む・退職後の3ルートを比べる

ブラック企業から転職するときの在職中・休む・退職後の3つの進め方。

ブラック企業からの転職は、働きながら内定を取る方法だけが答えではありません

収入を保てるか、眠れているか、退職後の生活費があるかを確認して進め方を選びましょう。

この章では、在職中・休む・退職後の違いを整理します。

収入と休む時間を保てるなら在職中に情報収集から始める

睡眠時間や休日の休息を削らずに動けるなら、働きながら求人を見るところから始める方法もあります

在職中は収入が続くため、希望に合う求人がなければ今の会社に残る判断もできます。

内定を急いで決めにくい点も、在職中に動く理由の一つです。

ただし、休日をすべて転職活動で埋めると、仕事と転職活動の両方で休めなくなります

体力に合わせて、転職活動を入れずに休む日を作ってもいいと思います。

応募前に求人を見比べる期間が続いても問題ありません。

在職中なら、今の給料を受け取りながら、残業や休日など次の会社の条件を比べられます。

休む時間を確保できるかを見てから、応募へ進む時期を決めましょう。

転職活動を始める前に休んだ方がいい状態は、次のとおりです。

  • 眠れない
  • 食べられない
  • 仕事以外を考えられない

求人を見るだけでも、しんどい…。

体調が崩れた状態では、求人の違いを比べたり、面接で自分の経験を言葉にしたりする負担が増えます

転職活動を休むことは、今の会社で働き続けると決めることではありません

体調の変化が続く場合は、自己判断だけで抱えず医療機関へ相談する方法があります。

長時間労働やハラスメントなどの職場問題を抱えているなら、公的な相談窓口も選択肢です。

転職活動でメンタルがやられるときの対処法では、転職活動がつらくなる原因や休んだほうがいいサイン、立て直し方をまとめています。

求人を見るだけでもつらいときに、転職活動を続けるか休むか判断する材料になります。

体調の変化が続くなら、転職活動より先に医療機関へ相談することも考えてみましょう。

帰宅後に求人を読めないほど疲れている日は、転職活動を休んで睡眠を取る日があっても大丈夫です。

在職中では動けないなら生活費を確認して退職後に探す

在職中に求人探しや面接の時間を作れないなら、生活費を確認したうえで退職後に転職活動を始めるのも一つの方法です。

厚生労働省のマイジョブ・カードでは、退職後は時間を確保しやすい一方、無収入や焦りに注意が必要と説明されています。

退職日を決める前に、次の内容を確認しておきましょう。

  • 毎月の家賃や住宅ローン
  • 食費、光熱費、通信費
  • 健康保険と年金
  • 雇用保険の手続き
  • 貯蓄で暮らせる期間

生活費を確認しないまま辞めると、最初に出た内定へ急いで決める原因になります

退職後すぐに就職しないときの注意点では、休める期間の計算方法や、健康保険・年金・失業保険などの手続きをまとめています。

退職してから慌てないために、先に確認しておきたい内容です。

退職後に転職活動を始めるなら、収入がない期間の生活費と、健康保険・年金・雇用保険の手続きを先に確認しておくことが大切です。

退職後は、求人探しや面接に使える時間が増えます。

収入がない期間に必要な生活費と見比べると、退職前と退職後のどちらで動くか判断しやすくなるでしょう。

時間がない転職活動は短時間・集中時間・人に任せる作業へ分ける

転職活動を短時間・集中時間・人に任せる作業へ分ける方法。

時間がない転職活動では、作業にかかる時間と負担に合わせて、自分で進めることと人へ相談することを整理するのがポイントです。

移動中は求人条件を保存し、休日は職務経歴書や面接準備を進め、面接日程の連絡や調整は転職エージェントへ相談する方法もあります。

この章では、転職活動の作業を時間と負担で分ける方法を整理します。

短時間では求人保存・条件メモ・返信だけ進める

移動中や短い休憩では、気になる求人の保存や、残業時間・休日の確認など、時間のかからない作業からで大丈夫です。

短時間で進めやすい作業は、次のとおりです。

  • 求人を保存する
  • 残業、休日、勤務地、給料を一つ確認する
  • 気になる条件をメモする
  • 返信期限だけ確認する
  • 面接候補日を予定表で探す

転職活動には、私物の端末と私用メールを使うようにしましょう。

会社のパソコン、会社のメール、会社が管理する通信環境は使わないようにしましょう。

厚生労働省のハローワークオンラインサービスでは、スマホやパソコンから求人検索や求職登録ができます。

求人名と条件を保存しておけば、休日に求人を比べるとき一から探し直さずに済みます。

まとまった時間は職務経歴書・会社比較・面接へ使う

職務経歴書の作成や求人比較は、休日や残業の少ない日など、落ち着いて考えられる時間へまとめます。

まとまった時間を使いたい作業は、次の4つです。

  • 職務経歴書を整える
  • 応募先ごとに志望理由を考える
  • 同じ項目で会社を比べる
  • 面接準備と面接を行う

職務経歴書や会社比較、面接準備で最初に整理する内容を、次の表で確認しましょう。

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作業最初に整理する内容
職務経歴書担当した仕事、役割、工夫したこと、確認できる結果
会社比較残業、休日、勤務地、仕事内容
面接準備転職理由、経験、志望理由、確認したい条件

職務経歴書は、表の内容を箇条書きにしてから文章へ直せば大丈夫です

ぼくは初めての履歴書と職務経歴書で、何を書けばいいのか分かりませんでした。

細切れの時間では進めにくい職務経歴書、会社比較、面接準備には、まとまった時間を使いましょう。

作業を一つの一覧にして次にやる一件だけ決める

やることが多くて手が止まるときは、転職活動の作業を一つの一覧へ集め、次に始める作業を一件だけ決めます

「転職活動をする」という大まかな予定だけでは、何から手を付けるかを毎回考え直すことになります。

一覧には、見たときにそのまま手を動かせる言葉で書くのがおすすめです。

  • 希望条件を一つ書く
  • 職務経歴を一件追加する
  • 求人を三件保存する
  • メールを一通返す
  • 面接候補日を三つ出す

三件や一通という数字は、作業量をイメージするための例です。

毎週達成するノルマではありません。

一社ずつ結果を待つと活動が長引きますが、応募先を増やしすぎると各社の違いを覚えられません

応募先ごとの条件と面接予定を一覧で管理できる件数に絞り、終わった作業は消していきましょう。

次に返信するメールや確認する求人が決まっていれば、転職活動を再開するたびに作業を選び直さずに済みます。

転職エージェントには時間のかかる作業を任せ、入社判断は自分で行う

転職エージェントへ任せる作業と、自分で決める希望条件や入社判断の違い。

転職エージェントには、求人探し、日程調整、書類への助言、条件確認を相談できます

時間のかかる作業は任せても、希望条件や入社する会社の判断は、転職エージェントへ任せてはいけません

この章では、転職エージェントへ任せる作業と自分で決めることを整理します。

求人探し・日程調整・書類への助言・条件交渉は相談できる

時間を取られる連絡や調整は、転職エージェントへ相談できます

主に相談できる内容は、次のとおりです。

  • 希望条件に近い求人候補を探してもらう
  • 職務経歴書の内容へ助言をもらう
  • 会社と面接候補日を調整してもらう
  • 年収や入社時期などを確認してもらう

職務経歴書を一から書いてもらうのではなく、自分の経験を整理したうえで見てもらう形です。

利用する転職エージェントや担当者によって、対応できる範囲は違います。

ぼくは求人探し、面接日程、年収や入社時期の交渉を任せられて助かりました。

会社へ直接年収の話をするなら、ぼくは遠慮していたと思います。

30代向け転職エージェントの比較では、6つの転職サービスの特徴と、求人数・サポート・料金などの比較ポイントをまとめています。

どこへ登録するか迷っているときに、目的に合うサービスを選ぶ参考になります。

転職エージェントには求人探しと連絡を任せても、応募する会社と入社する会社は自分で決めます。

譲れない条件・応募・回答・内定承諾は自分で決める

転職エージェントを使っても、転職先の判断は自分で行います

転職エージェントへ任せてはいけない内容は、次の4つです。

  • 給料、残業、休日、勤務地から譲れない条件を決める
  • 紹介された求人へ応募するか決める
  • 面接で話す経験と転職理由を自分の事実で作る
  • 労働条件通知書を確認して内定を承諾する

希望条件が曖昧なまま求人紹介を受けると、候補が増えても比較できません。

面接で使う回答を丸ごと作ってもらうと、自分の経験と話がずれることもあります

転職エージェントへ任せられる範囲では、転職エージェントへ任せる作業と自分で決める内容を詳しくまとめています。

求人探しや日程調整をどこまで頼めるのか迷ったときに、役割を分ける参考になります。

転職活動に使える時間がないときほど、転職エージェントへ任せる作業と自分で決める内容を分けて考えましょう。

譲れない条件と内定承諾を自分で決めれば、紹介された順番や転職エージェントの担当者の意見だけで入社先を選ばずに済みます。

希望と違う求人や急かす担当者が続くなら変更を相談する

転職エージェントから紹介される求人が希望と違う状態が続く場合は、転職エージェントの担当者へ条件を伝え直しましょう

紹介される求人が変わらなければ、転職エージェントの担当者変更や別の転職サービスを検討する方法もあります。

転職エージェントの担当者変更や別の転職サービスを考えるサインは、次のとおりです。

  • 希望条件と違う求人が続く
  • 面接や内定承諾を急かされる
  • 連絡可能時間を伝えても守られない
  • 条件について聞いても具体的な回答がない

紹介を断ると申し訳ないと感じても、希望と違う求人を受け続ける必要はありません。

転職エージェントの担当者へは、「残業は月○時間まで」「土日休み」「通勤○分まで」のように希望条件を伝えます。

複数の転職エージェントへ登録すると求人を比較できますが、連絡が増えると管理しにくくなります

登録数を増やすより、今の体力で返信と面接準備を続けられる範囲を選びましょう。

希望と違う求人を断る連絡が続くなら、転職エージェントの担当者を変えた方が確認と返信の時間を減らせます。

平日面接の時間がないときは候補日をまとめて交渉する

平日面接の候補日、オンライン面接、休日の対面面接をまとめて調整する方法。

転職エージェント経由の求人は担当者へ、直接応募した求人は会社の採用担当者へ、面接を受けられる日時を2〜3日まとめて伝えましょう

オンラインで対応できる時間と対面で行ける日を分けて伝えると、日程を何度も相談し直す手間を減らせます。

この章では、仕事を続けながら面接時間を確保する相談方法を整理します。

一次面接はオンライン・始業前・終業後を相談する

一次面接の案内が来たら、オンラインで受けられるか、始業前や終業後でも対応してもらえるか相談しましょう

転職エージェントを利用している場合は担当者へ、直接応募した場合は会社の採用担当者へ希望を伝えます。

オンライン面接や終業後の対応ができる会社ばかりではありません。

平日に面接できる時間なんてない…。

「平日は18時30分以降ならオンライン面接が可能です」のように、面接を受けられる時間を複数伝えると調整しやすくなります。

オンライン面接の場所は、次の条件を満たすか確認してみましょう。

  • 周囲に声が聞こえない
  • 画面を見られない
  • 通信が安定している
  • 安全に面接を受けられる

通信や安全に不安がある場所を、無理に選ぶ必要はありません

ぼくが仕事中や定時後に受けた面接は、すべてオンラインでした。

オンライン面接だったため、対面会場まで移動する時間はかかりません。

ただし、オンライン面接でも、仕事を抜ける時間と静かに話せる場所は必要です。

オンライン面接の可否と対応時間を早めに聞き、静かに話せる時間と場所を先に確保しましょう。

対面面接は休日や休暇へまとめる

対面面接が必要な場合は、仕事が休みの日や休暇を取れる日を候補にしましょう

転職エージェント経由なら担当者へ、直接応募なら会社の採用担当者へ、対面面接に行ける日を伝えます。

対面面接では、面接時間以外に次の時間も必要です。

  • 会社まで移動する時間
  • 受付を済ませる時間
  • 面接後に戻る時間

移動や受付の時間を含めて、休日や休暇の予定を空けておきましょう。

ぼくは対面面接へ、休日にしか行けませんでした。

有給を取りにくかったため、平日に会社を抜けて面接会場へ移動する時間を作れませんでした。

一次面接をオンラインで受けられるなら、対面が必要な選考だけ休日や休暇へ回しましょう。

同じ日に複数の対面面接を入れる場合も、移動時間と面接準備の時間を忘れずに予定を組みましょう。

転職エージェントを使っている場合は、休日しか対面面接へ行けないことを求人紹介の段階で伝えておくと、応募後の日程を調整しやすくなります。

直接応募した場合は、面接案内への返信で対応できる候補日を伝えましょう。

面接候補日と連絡可能時間を最初にまとめて伝える

面接日程を決めるときは、候補日、開始できる時刻、オンラインまたは対面の希望をまとめて伝えましょう

転職エージェントを使う場合は担当者へ、直接応募した場合は会社の採用担当者へ、次のような情報を一度に伝えます。

  • 8月25日18時30分以降はオンライン可
  • 8月27日19時以降はオンライン可
  • 8月30日は対面またはオンライン可
  • 平日の日中は電話に出にくいためメールを希望

日付や時刻は例なので、実際に守れる候補へ置き換えましょう。

すぐに予定を確認できない場合は、「○日までに確認して連絡します」と返答できる日を先に伝えましょう。

ぼくは面接時間を作るため、一度だけ仮病を使ったことがあります。

仮病は、面接時間を作る方法として勧められません

ぼくの場合は、面接日程の調整を一人で抱えすぎていた失敗です。

転職エージェント経由でも直接応募でも、候補日と連絡可能時間をまとめて伝えると、面接日程のメールを何度もやり取りせずに済みます。

転職活動の時間がないときほど次の会社に求める条件を先に決める

次の会社に求める給料・残業・休日・勤務地の優先順位と確認方法。

ブラック企業から早く離れたいときほど、次の会社を調べる時間を削りたくなります

求人を短時間で比べるには、次の会社に求める条件に優先順位をつけ、関係する情報から確認しましょう

この章では、限られた時間で次の会社を確認するポイントを整理します。

給料・残業・休日・勤務地などの優先順位を決める

求人を探す前に、給料、残業、休日、勤務地など、自分が重視する条件の順番を決めると、求人を比べやすくなります。

すべての条件を良くしようとすると、求人を比べるたびに迷います

最初は、今の生活で失っているものとつながる条件から見てみましょう。

  • 帰宅が遅く睡眠が足りないなら、残業時間と通勤時間
  • 休日出勤が続くなら、年間休日と休日出勤の有無
  • 生活費が不安なら、基本給と固定残業代の内訳
  • 家族と過ごす時間を守りたいなら、休日と勤務地

仕事内容、転勤の有無、働く時間帯など、ほかにも外せない条件があれば一緒に書き出しましょう。

希望条件は、次の3段階に分けると整理しやすくなります。

スクロールできます
優先順位求人を比べるときの扱い
必ず守りたい条件満たさない求人は候補から外す
できれば守りたい条件ほかの条件と比べて判断する
妥協できる条件条件に合わなくても候補に残す

条件の順番があれば、求人が多くても除外する基準ができます。

転職で休日を妥協して後悔しない判断基準では、年間休日や休みの曜日を確認するときの注意点と、給料・仕事内容・勤務地との優先順位の決め方をまとめています。

休日をどこまで転職条件に入れるか迷ったときの判断材料になります。

次の会社は、ホワイト企業という言葉ではなく、帰宅時間、休日、給料など守りたい条件で比べましょう。

求人票と労働条件通知書で数字と適用条件を確認する

求人票では、「残業少なめ」などの言葉より、固定残業代が何時間分か、試用期間も同じ給料かを確認します

最低限見たい項目は、次のとおりです。

  • 基本給と固定残業代
  • 固定残業代に含まれる時間
  • 月平均の残業時間
  • 年間休日と休日の曜日
  • 試用期間中の給料と働き方
  • 勤務地と転勤の範囲

「残業少なめ」「働きやすい職場」だけでは判断できません

固定残業代がある場合は、金額だけでなく何時間分を含むかを見ます。

内定後は、求人票だけで決めず、労働条件通知書に書かれた給料、勤務時間、休日、勤務地を確認しましょう。

求人票と労働条件通知書の内容が違う場合や、必要な条件が書かれていない場合は、入社を決める前に理由や条件を確認しましょう。

転職エージェント経由ならエージェントの担当者へ、直接応募なら応募先の会社の採用担当者へ質問します。

求人票・面接・口コミで同じ働き方か確認する

求人票と面接では、応募先の会社が説明する給料、残業、休日などを確認します

口コミでは、投稿時期や部署を見ながら、応募先の会社の説明と食い違いがないかを調べましょう。

求人票だけでは、配属予定の部署の残業や休日出勤までは分からないことがあります。

面接では、希望条件とつながる内容を具体的に質問してみましょう。

  • 配属予定部署の残業時間
  • 休日出勤が発生する場面と振替休日
  • 有給休暇の申請方法
  • 入社後に任される仕事
  • 中途入社した人が仕事を覚える流れ

口コミを見るときは、同じ内容の投稿が複数あるかを確認し、投稿時期や部署が違う情報は分けて見ます。

転職エージェントを使っている場合は、求人票にない残業や休日について応募先へ確認できるか、エージェントの担当者へ聞いてみましょう。

直接応募した場合は、面接で応募先の会社の採用担当者へ質問できます。

残業や休日の説明が食い違う場合は、入社を決める前に確認しましょう

転職活動に使える時間が少なくても、譲れない条件に関係する情報を確認しておくと、応募先を判断しやすくなります。

転職活動の時間も作れないほど限界なら一人で会社と向き合わない

転職活動の時間も作れないほど限界なときの公的窓口、会社、退職代行への相談先。

会社からの電話やメールにも返信できない状態なら、一人で会社とやり取りしなくても大丈夫です。

転職活動の時間も作れないほど疲れているときは、職場の問題、退職手続き、会社への連絡を分けて相談しましょう

この章では、転職活動より先に助けを求めたい状態と相談先を整理します。

労働条件の問題は総合労働相談コーナーなどへ相談する

長時間労働、賃金、ハラスメントなどの職場問題は、公的な窓口へ相談しましょう

厚生労働省の総合労働相談コーナーでは、労働問題について無料で相談を受け付けています。

転職エージェントは求人紹介や転職支援を行うサービスであり、会社の法律問題を判断する窓口ではありません

相談するときは、分かる範囲で次の記録を集めておきましょう。

  • 出勤と退勤の時刻
  • 給料明細
  • 会社とのメールやメッセージ
  • 就業規則や雇用契約書
  • 上司から言われた内容と日付

証拠がそろっていないから相談できないと決めつける必要はありません。

手元にある記録を伝えれば、不足している記録や次の相談先を確認できます。

体調の問題は医療機関、労働条件の問題は公的窓口というように、悩みに合う相手へ分けて相談しましょう。

退職を伝えられるなら上司や人事へ退職希望日を伝える

会社へ退職の意思を伝えられる状態なら、上司や会社の窓口へ退職希望日を伝えます

上司や人事と話せる場合は、次の内容を整理しておきましょう。

  • 退職希望日
  • 最終出勤日の希望
  • 引き継ぐ仕事
  • 貸与品の返却方法
  • 退職後の書類の送付先

会社を納得させる長い退職理由を作る必要はありません

強い引き止めを受けた場合は、総合労働相談コーナーや弁護士へ相談できます。

自分で退職希望日を伝えられるか、退職日まで会社と連絡を続けられるかで、相談窓口や退職代行が必要かを判断しましょう。

会社への直接連絡が難しいときだけ退職代行を検討する

上司や人事へ退職を伝えられない、または強い引き止めで会社との連絡を続けられない場合は、退職代行を検討しましょう

退職代行を考える目安は、次のとおりです。

  • 退職の意思を伝えられない
  • 強い引き止めで会社とのやり取りを続けられない
  • 会社からの連絡そのものが負担になっている

会社との直接連絡を続けられるかが、退職代行を考える判断の基準です。

転職活動の時間がないだけで、退職代行を急いで使う必要はありません

退職を伝えても強く引き止められ、ぼく一人では話を進められませんでした。

会社との直接連絡を続けることが難しくなったため、ぼくは弁護士の退職代行へ依頼しました。

退職代行を選ぶ前に、次の内容を確認しましょう。

  • 運営元
  • 対応範囲
  • 追加費用
  • 会社との交渉が必要になった場合の扱い

分からない内容があれば、申し込む前に退職代行サービスへ確認しましょう。

弁護士の退職代行を選ぶときの確認点では、運営元による対応範囲の違いや、契約前に確認したい料金・追加費用をまとめています。

会社へ頼みたい内容に合わせて、相談先を選ぶときの参考になります。

上司や人事へ退職を伝えられるか、会社との連絡を続けられるかを基準に、退職代行が必要か考えましょう。

ブラック企業からの転職で時間がないときのよくある質問

ブラック企業からの転職で時間がないときに気になる活動時間、面接、退職後、会社への発覚の質問。

ここでは、同じ悩みを持つ人が気になりやすいポイントをまとめます。

転職活動は一日何時間必要ですか?

毎日決まった時間を確保する必要はありません。

求人の保存や転職エージェントへの返信は、通勤中などの短い空き時間にも進められます。

職務経歴書や面接準備は、仕事のない休日などにまとめて時間を取りましょう。

大切なのは一日の活動時間ではなく、睡眠や休日の休息を削らずに続けられるかです。

仕事が忙しいと面接日程を理由に落とされますか?

面接候補日が少ないことだけで、不採用になるとは言い切れません

応募先にも面接できる日時があるため、受けられる候補日を2〜3日伝えましょう。

オンライン、始業前、終業後に対応できるかも、転職エージェントの担当者か応募先の会社の採用担当者へ相談します。

候補日をすぐに決められない場合は、「○日までに連絡します」と返答できる日を先に伝えるのが一つの方法です。

会社を辞めてから転職活動をしても大丈夫ですか?

生活費と退職後の手続きを確認できるなら、会社を辞めてから転職活動を始める方法もあります。

退職前に毎月の生活費を計算すると、収入がない状態で何カ月過ごせるか分かります

健康保険、年金、雇用保険についても、退職後に必要な手続きを調べておくと安心です。

眠れない日や食べられない日が続く場合は、転職活動を休み、医療機関への相談も考えてみましょう。

転職活動を会社に知られないために何に注意すればいいですか?

会社のパソコン、メールアドレス、電話番号は、転職活動に使わないようにしましょう。

求人サービスでは、プロフィールの公開範囲と、現在の会社からのスカウトを止める設定があるか確認します。

職場では転職の話をせず、応募書類や面接予定は自分のスマホや自宅で管理すると、会社に知られるきっかけを減らせます。

ブラック企業だったことを面接で正直に話してもよいですか?

長時間労働や人間関係など、退職を考えた事実を隠す必要はありません。

ただし、前の会社への不満だけを並べず、退職理由と次の会社で希望する働き方を続けて説明しましょう。

ブラック企業を辞める転職理由の答え方では、残業や人間関係などで退職した場合の伝え方と、ケース別の例文をまとめています。

会社への不満だけで終わらせず、次の職場で実現したい働き方へつなげるときに役立ちます。

転職活動に使う時間と体力まで今の会社で使い切らなくていい

ブラック企業で転職活動の時間を作れないのは、意志が弱いからではありません

帰宅後に求人を比べる集中力や、休日に職務経歴書を書く体力が残っていない状態です。

ぼくも、転職活動をする時間なんてどこにもないと思っていました。

転職活動を始めるために、まとまった時間を空ける必要はありません。

求人の残業時間を確認する、希望する休日を書き出す、職務経歴書に担当した仕事を1つ加えるなど、短い作業から進められます。

転職エージェントを使う場合は、求人探しや面接日程の調整をエージェントの担当者へ相談できます。

その分、応募先を選び、入社条件を確認する時間を残せます。

ぼくは仕事中と定時後の面接をすべてオンラインで受け、対面面接は休日にしか行けませんでした。

毎日決まった時間に転職活動ができたわけではありません。

一度だけ仮病を使うほど、面接日程を一人で抱えていました。

働きながら続けるか、いったん休むかは、睡眠や食欲など体調の変化を見て考えます。

退職後に探す場合は、収入がない期間を何カ月過ごせるか、生活費も確認しておきましょう。

転職するか今日決めなくても、求人の給料、残業時間、休日、勤務地を今の会社と比べられます。

転職活動に使う時間と体力まで、今の会社で使い切らなくていいんです。

この記事を書いた人

稲垣丈志(ぱっち)
ご訪問ありがとうございます!
当ブログの管理人の稲垣丈志です。

高卒で大企業に入社するも、そこは超絶激務のブラック企業でした。
心身をすり減らしながら15年耐え抜いた後、多忙な合間を縫って転職活動を行いブラック企業からの脱出に成功しました。

今は家族との時間を大切にしながらホワイト企業で充実した日々を送っています。

当ブログでは、今の仕事に不満を感じながらも一歩を踏み出せない30代や40代のパパに向けて、ぼくのリアルな転職体験談を発信しています。

●転職したら年収が下がるんじゃないか?
●毎日激務すぎて転職活動する時間なんてない

このような方のお悩みを解決するヒントをまとめています。


家族や持ち家があっても大丈夫。
自分の人生は自分でコントロールできる。

現状を変えたいパパの背中を少しでも押せるような情報をお届けします!
ブラック企業で働きながら転職する時間がない人向けの進め方。

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